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生成AIは日本の産業をどう変革するか

産業競争力懇談会（COCN）では、「生成AIは日本の産業をどう変革するか－社会受容性のあるサステナブルなエンジニアリングの実現－」と題して、第15回「COCNフォーラム2024」を開催します。

生成AIは、これまで難しいとされていたホワイトカラーの業務で新たなデジタルトランスフォーメーション（DX）の波を起こしています。この波は今後、エンジニアリングやものづくりの分野にも広がろうとしています。生成AIにより、現場のリアルな対象や状況に適応し、またサプライチェーン全体を俯瞰したプロセス最適化など、新しい「ものづくりDXが可能になってくると考えられます。これにより、魅力的な製品や、さらに緻密で高度な技術を必要とする製造プロセスの創出といった強みを産み出し、また人口減少の日本における熟練者と若い世代のAIを通じた新たな共創など、日本の新しいサステナブルな産業競争力向上を支えることが期待されます。

一方で、生成AIにおける倫理、セキュリティリスクや規制の必要性は世界的に議論されています。技能伝承、属人化の排除によりAIに仕事を奪われる等の課題に加え、生成AIの出力結果のハルシネーション(幻覚)など安全性の課題もあります。ものづくり現場においても、生成AIの利点とリスクを十分に理解した上で導入する必要があります。
以上の課題意識をもとに、今回のフォーラムでは、AIと人との協働の観点から、社会受容性の高いサステナブルなエンジニアリング実現に向けて、産学官がなすべきこと、できることを、人文科学を含めた新たな科学技術イノベーションの切り口から皆さんと一緒に考えたいと思います。

なお、フォーラムは二部構成として、第一部でCOCNの取り組みや推進テーマ活動について、実行委員長ならびにテーマリーダから報告いたします。第二部は今回のテーマに関する講演とパネル討論になります。イノベーション創出力・産業競争力の強化に取り組むCOCNの活動に対し、更なるご理解とご支援を賜りたく、COCNフォーラム2024へのご参加をお待ち致しております。

フォーラム概要

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